ミズノは「ビヨンドマックスレガシーメタル 」のミドルバランスモデルを新たに発売しました。2023年9月29日に発売開始した「トップバランスモデル」や「FRP製」との違いを、詳しく解説します。
ビヨンドマックスレガシーメタルの特性
先端のミズノ独自のウレタン肉厚設計によってウレタン重量が増し、より打感が手にのこりやすくなり、打球音にも好影響を与える造りになっています。また振りごたえのある重量バランス設計により、ヘッドに、より重みを感じるトップバランス設計と、中心に重みを感じるミドルバランス設計により、振り抜きの良いスイングが可能となる。そしてレガシーメタルは金属芯を採用しているため、先端のウレタンが肉厚設計になっている。「先端でも飛ぶ!」がレガシーメタルのキャッチフレーズになっています。
レガシーの進化
レガシーは2020年12月に発売されて以降、チームに1本は欠かせないと思わせるほどの飛距離を誇るバットでした。初代レガシーの打球部の芯部は、繊維強化プラスチック(FRP)を採用していましたが、昨年(2023年)に発売されたレガシーメタルは芯部が「金属」モデルとしてリニューアルされました。
ビヨンドマックス レガシー メタル 価格グレードについて
項目 | レガシーメタル ミドル(金属製) | レガシーメタル トップ(金属製) |
---|---|---|
サイズ | 長さ:83cm 最大径:平均Φ69mm | 長さ:83cm 最大径:平均Φ69mm |
長さ/84cm 最大径/平均Φ69mm | 長さ/84cm 最大径/平均Φ69mm | |
カラー | 0962:ブラック×レッド | 0950:ブラック×ゴールド |
素材 | GR705(金属芯材)+ミズノレガシーUPフォーム | GR705(金属芯材)+ミズノレガシーUPフォーム |
原産国 | 日本製 | 日本製 |
質量 | 平均750g | 平均730g |
平均760g | 平均740g | |
グリップ | 1CJYT1290062 | 2ZT210 |
バランス | ミドルバランス(ミドルヒッター向き) | トップバランス(ロングヒッター向き) |
発売シーズン | 2024年春夏 | 2023年秋冬 |
価格 | 55,000円 | 55,000円 |
【歴代】ビヨンドマックス レガシータイプ別価格グレードについて
項目 | 【初代】レガシー ミドル(FRP製) |
---|---|
サイズ | 長さ:84cm 最大径:平均Φ69mm |
長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm | |
カラー | 0962:ブラック×レッド |
素材 | カーボン+グラス+PUフォーム |
原産国 | 中国製 |
質量 | 平均730g |
平均740g | |
グリップテープ | 2ZT210 |
バランス | ミドルバランス(ミドルヒッター向き) |
発売シーズン | 2021年春夏 |
価格 | 49,500円 |
項目 | 【2代目】レガシー ミドル(FRP製) | 【初代】レガシー トップ(FRP製) |
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サイズ | 長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm | 長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm |
カラー | 0927:ブラック×ブルー | 0940:ブラック×ライム |
素材 | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム |
原産国 | 中国製 | 中国製 |
質量 | 平均750g | 平均750g |
グリップテープ | 品番:1CJYT11900 カラー:0905(ブラック×ダークシルバー) | 品番:1CJYT11900 カラー:0905(ブラック×ダークシルバー |
バランス | ミドルバランス(ミドルヒッター向き) | トップバランス(ロングヒッター向き) |
発売シーズン | 2022年春夏 | 2022年春夏 |
価格 | 49,500円 | 49,500円 |
項目 | 【3代目】レガシー ミドル(FRP製) | 【2代目】レガシー トップ(FRP製) |
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サイズ | 長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm | 長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm |
カラー | 0954:ブラック×オレンジ 0962:ブラック×レッド | 0927:ブラック×ブルー |
素材 | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム |
原産国 | 中国製 | 中国製 |
質量 | 平均740g | 平均730g |
グリップテープ | 2ZT210 | 2ZT210 |
バランス | ミドルバランス(ミドルヒッター向き) | トップバランス(ロングヒッター向き) |
発売シーズン | 2023年春夏 | 2023年春夏 |
価格 | 52,800円 | 52,800円 |
項目 | 【4代目】レガシー ミドル(FRP製) | 【3代目】レガシー トップ(FRP製) |
---|---|---|
サイズ | 長さ:84cm 最大径:平均Φ69mm | 長さ/83cm 最大径/平均Φ69mm |
長さ:85cm 最大径:平均Φ69mm | ||
カラー | 1421:ネイビー×スカイブルー | 1450:ネイビー×ゴールド |
素材 | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム | カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム |
原産国 | 中国製 | 中国製 |
質量 | 平均730g | 平均710g |
平均740g | ||
グリップテープ | 2ZT210 | 2ZT210 |
バランス | ミドルバランス(ミドルヒッター向き) | トップバランス(ロングヒッター向き) |
発売シーズン | 2023年秋冬 | 2023年秋冬 |
価格 | 55,000円 | 55,000円 |
FRP製と金属性の違いと考察
従来のレガシーは、「FRP」(カーボン)製でしたが、最新のレガシーは「メタル」(金属)製にリニューアルされています。金属になったことで、バットの「しなり」「反発力」が向上しています。さらにメタルタイプは「トッププレーヤー向けハイスペック」な造りになっています。まさに「レガシーを超えたレガシー」製品となった!
FRP製 | 金属製 |
---|---|
カーボン+グラス+ミズノレガシーPUフォーム | GR705(金属芯材)+ミズノレガシーUPフォーム |
細かな違いとして、FRP製よりもメタル製のほうがグリップエンドが平らで小さくなっている。グリップの太さや、大きさでバットを持つ感覚は大きく変わってきます。この変更は好みがわかれるポイントになりそうです。
そして「メタル」は打感と強い音が特徴だが、その反面バットの重量も上がっている。さらにFRPとメタルを比較すると、打った時の打感の硬さが違います。FRPは柔らかさがあり、メタルは固さを感じます。メタルはしっかり捉えることができれば飛距離を伸ばせますが、捉えきれないと、FRPほど柔軟に扱うことは難しい印象があります。扱いさすさや、取り回し方でいうと、「FRP製」に軍配が上がりそうです。しかしFRPは軽すぎる人や打感を欲しい人にはメタルがおすすめできるでしょう。メタルモデルは「トッププレーヤー向けハイスペック」というだけあり、上級者向けのバットという印象です。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
結論 まとめ
バット=金属(メタル)だから飛距離が伸びる!という考え方はやめたほうがいいでしょう!特に草野球のように様々な年代の人がバットを扱うチームや、初心者がいるチームでは「FRP製」の方が万人受けするバットと言えます。レガシーを初めて購入するという場合は、決して安い値段ではないので、個人的には「FRP製」を購入することをおすすめしたい!
ミズノ
ミズノ ビヨンドマックス レガシーメタル