XREAL(エックスリアル)は、GoogleのXR向けOS「Android XR」とAIアシスタント「Gemini」を搭載したグラス型デバイス「XREAL AURA」を、2026年11月27日(金)14時に国内で発売します。価格は12GB/256GBモデルが22万9800円、16GB/512GBモデルが26万9800円(いずれも税込)。年内終了予定のキャンペーンで、それぞれ19万9900円・23万9900円になります。予約は11月2日から受け付けています。
この記事では、XREAL AURAがどんな製品なのか、2つのモデルの違い、同じ日に発表された「XREAL 1 Pro+」との比較、どんな人に向いているか、予約・購入の前に確認しておきたい点を、XREALとNTTドコモの公式発表をもとにまとめます。

XREAL AURAとは? Android XRで動く「かけるパソコン」
XREAL AURAは、眼鏡のようにかけるグラス本体と、スマホほどの大きさの「コンピュートパック」をケーブルでつないで使うデバイスです。これまでのXREALのグラスの多くは、スマホやPCにつないで映像を映す「外部ディスプレイ」でしたが、AURAはコンピュートパックの中にOSと処理チップを持っているため、グラスとパックだけでアプリを動かせます。
OSはGoogleがXR機器向けに開発したAndroid XRです。Google Playに対応しており、スマホやタブレット向けのAndroidアプリを空間に浮かんだ大きな画面で使えるほか、XR専用のアプリ・コンテンツ(XREALの発表ではグローバルで150以上)も楽しめます。レンズ越しに周りの景色が見える「光学シースルー」方式なので、VRゴーグルのように視界がふさがれないのも特徴です。
① 2026年11月27日14時発売。通常22万9800円から、年内キャンペーンで19万9900円から
② Android XRとGeminiを搭載し、Google Playのアプリを大画面で使える
③ 視野角は最大70度、片眼1920×1200のソニー製マイクロOLED
④ PCやゲーム機の映像をUSB-Cで映す「有線ミラーリング」にも対応
XREAL AURAの価格とモデルの違い
モデルはメモリとストレージの容量で2種類です。どちらも、瞳孔間距離(左右の瞳の中心の距離)に合わせてMサイズ(60〜66mm)とLサイズ(66〜72mm)のフレームを選びます。
| モデル | 通常価格(税込) | 年内キャンペーン価格 |
|---|---|---|
| 12GB RAM+256GB | 22万9800円 | 19万9900円 |
| 16GB RAM+512GB | 26万9800円 | 23万9900円 |
キャンペーンは本体単体の購入が対象で、年内に終了する予定です(予告なく変更・終了する場合があるとされています)。XREALの公式オンラインショップのほか、国内の通信キャリアや家電量販店でも同じキャンペーンを実施すると案内されています。16GB/512GBモデルにはランヤードが付属し、12GB/256GBモデルには付きません。
保存しておくアプリや動画が多くなりそうな人、長く使うつもりの人は16GB/512GB、まずは試してみたい人は差額4万円の12GB/256GBを選ぶとよいでしょう。
XREAL AURAのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS・AI | Android XR(Google Play対応)、Gemini |
| チップ | Qualcomm Snapdragon Reality Elite、XREAL X1S |
| ディスプレイ | ソニー製マイクロOLED、片眼1920×1200、最大120Hz |
| 視野角 | 最大70度(X Prism optics、光学シースルー) |
| 調光 | 5段階の電子調光 |
| トラッキング | 6DoF空間トラッキング、ハンドトラッキング |
| スピーカー | Sound by Bose 指向性デュアルスピーカー |
| 重さ | グラス本体95g未満、コンピュートパック約265g |
| バッテリー | 4455mAh(34.84Wh)、最大57Wの急速充電 |
| 端子 | USB Type-C×2(グラス接続用/充電・DisplayPort映像入力用) |
| 無線 | Wi-Fi 6/6E、Bluetooth 5.3 |
グラス本体は95g未満と、一般的なVRゴーグルよりずっと軽く作られています。処理とバッテリーをコンピュートパック側に集めているためで、パックはポケットに入れたり、付属のクリップで留めたりして持ち歩く形です。なお、バッテリーで何時間使えるかは公式の仕様表に記載がなく、未発表です。
XREAL AURAでできること
Androidアプリと動画を大画面で

Android XRのホーム画面には、Chrome、YouTube、Gmail、Googleマップといったおなじみのアプリが並びます。Google Playから入れたアプリはウィンドウとして空間に配置でき、複数の画面を並べて使うこともできます。部屋のどこにいても大きなスクリーンで動画を見られるのは、グラス型ならではの使い方です。
操作は、手の動きを読み取るハンドトラッキング、声、コンピュートパックのタッチパッドや物理ボタンのほか、ワイヤレスキーボードやゲームコントローラーでも行えます。
Geminiに話しかけて操作・質問
Geminiが組み込まれていて、声で操作したり質問したりできます。別売のワイヤレスキーボードには専用キーがあり、ゲームコントローラーではHomeボタンの長押しで「Gemini Live」を呼び出せます。ただし、XREALは「GeminiのAI機能の提供状況は国・地域・言語によって異なる」「一部の機能は利用量に応じて定期購入が必要な場合がある」と注意書きしています。日本語でどこまで使えるかは、発売後に公式情報で確認するのが確実です。
PCやゲーム機の画面を映す「有線ミラーリング」
コンピュートパックの2つ目のUSB Type-C端子は、充電とDisplayPort映像入力を兼ねています。ノートPCや携帯ゲーム機をUSB-Cでつなげば、その画面をAURAの大きな仮想ディスプレイに映せます。外出先でノートPCの画面を広げて作業したい人や、ゲームを大画面で遊びたい人にとっては、単体のXR機器と外部モニターの両方として使える点がメリットです。
周辺機器のセット販売

本体と周辺機器を組み合わせたバンドルも用意されています。バンドルはキャンペーン価格の対象外で、1人2点までの購入制限があります。
| セット | 内容 | 12GB/256GB | 16GB/512GB |
|---|---|---|---|
| プロダクティビティ・バンドル | 本体+ワイヤレスキーボード | 21万2880円 | 25万2880円 |
| ゲーミング・バンドル | 本体+ゲームコントローラー | 21万8890円 | 25万8890円 |
| オールインワン・バンドル | 本体+キーボード+コントローラー | 23万1870円 | 27万1870円 |
単体ではワイヤレスキーボードが1万2980円、ゲームコントローラーが1万8990円です。キャンペーン価格の本体(19万9900円)にキーボードを単体で足すと21万2880円になり、プロダクティビティ・バンドルと同じ金額です。なお、XREALはキーボードについて「PCの完全な代わりを意図したものではない」、コントローラーについて「6DoFの空間トラッキング用ではない」と説明しています。
XREAL 1 Pro+との違い
XREALは同じ11月2日に、スマホやPCにつないで使うグラス「XREAL 1 Pro+」(8万4980円、11月10日から順次発売)も発表しました。両者は役割がはっきり違います。
| 項目 | XREAL AURA | XREAL 1 Pro+ |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 22万9800円から(年内19万9900円から) | 8万4980円 |
| 発売日 | 2026年11月27日 | 2026年11月10日から順次 |
| 単体でアプリを動かす | できる(Android XR) | できない(スマホ・PCなどに接続) |
| 視野角 | 最大70度 | 57度 |
| 解像度(片眼) | 1920×1200 | 1920×1080 |
| 空間トラッキング | 6DoF | 3DoF(6DoFは別売のXREAL Eyeが必要) |
| グラスの重さ | 95g未満(別にパック約265g) | 約82〜84g |
スマホやゲーム機の映像を大きく映せれば十分という人は、価格が3分の1ほどの1 Pro+でも目的を果たせます。アプリを単体で動かしたい、手の動きで操作したい、Geminiと組み合わせて使いたいという人はAURAが向いています。
XREAL AURAはどんな人におすすめ?
- 出張や移動が多く、ノートPCの画面を広げて作業したい人
- Android XRやGeminiを使った新しい操作を早く試したい人
- VRゴーグルのように視界をふさがれず、周りを見ながら大画面を使いたい人
- 携帯ゲーム機やPCゲームを大きな画面で遊びたい人
一方で、20万円前後という価格は、ノートPCやタブレットが1台買える金額です。動画を大画面で見るだけなら、より安い接続型グラスで足りる場合も多いでしょう。
XREAL AURAの予約方法と購入前の注意点
- XREAL公式オンラインショップ、国内通信キャリア、家電量販店で予約できます。ドコモはドコモオンラインショップで11月27日から販売し、全国のドコモショップでは12月以降の発売としています。
- 公式オンラインショップの一般予約は全額前払いで、発送は11月下旬から順次。先行予約パスを持っている人が優先されます。
- フレームのサイズ(M・L)は瞳孔間距離で選びます。購入前に自分の瞳孔間距離を測っておくと安心です。
- 眼鏡を使っている人向けに、度付きレンズ用のインサートフレームが付属します。度付きレンズは提携先の眼鏡店で案内しています。
また、XREALは11月14日(福岡)、12月1日・2日(東京)、12月19日(大阪)に無料の体験会「XREAL AURA プレミアム体験会」を開きます。事前申し込みの抽選制で、予約なしで立ち寄れるオープンエリアもあります。高い買い物なので、近くで開催される人は一度かけてみてから決めるのもよいでしょう。
よくある質問
Q. XREAL AURAはスマホがなくても使えますか?
A. 使えます。コンピュートパックにAndroid XRが入っているため、グラスとパックだけでアプリを動かせます。Wi-Fi 6/6EとBluetooth 5.3にも対応しています。
Q. 年内キャンペーン価格はキャリアでも適用されますか?
A. XREALは、国内通信キャリアや量販店でも同じキャンペーンを実施すると案内しています。ただし本体単体の購入が対象で、バンドルは対象外です。各社の販売条件は購入先で確認してください。
Q. バッテリーはどのくらい持ちますか?
A. 容量は4455mAh(34.84Wh)ですが、使用時間は公式の仕様表では未発表です。USB-C(最大57W)で充電できます。
Q. 眼鏡をかけたまま使えますか?
A. 度付きレンズを入れるためのインサートフレームが付属しています。レンズは提携先の眼鏡店で作る形です。
まとめ
XREAL AURAは、Android XRとGeminiを載せ、グラスとコンピュートパックだけでアプリを動かせるXREALの新しいデバイスです。2026年11月27日14時に発売され、通常価格は22万9800円から、年内のキャンペーン中は19万9900円からになります。視野角最大70度の光学シースルー表示、6DoFとハンドトラッキング、PCやゲーム機の有線ミラーリングと、できることの幅は接続型グラスより大きく広がっています。
その一方で、価格は高く、バッテリーの使用時間やGeminiの日本語での使える範囲など、公式にはっきりしていない点も残ります。動画視聴が中心ならXREAL 1 Pro+のような接続型も比較し、可能なら体験会で装着感を確かめてから予約するのがおすすめです。



