Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」の新シリーズのうち、「Kindle Paperwhite」と「Kindle Colorsoft」の4モデル、子ども向けの「Amazon キッズ Kindle Colorsoft」が、2026年11月11日に出荷を始めます。価格はKindle Paperwhite(16GB)の3万9980円から、Kindle Colorsoft シグニチャーエディション(32GB)の5万6980円まで。10月1日に先行して発売された無印のKindleとあわせると、日本で買える新モデルは全部で8つになります。
今回のシリーズは、画面のふちの段差をなくした「フラットな前面」と、電源ボタンの位置の変更、本体の薄型化が全モデル共通の変更点です。この記事では、Amazonの公式発表をもとに、8モデルの価格・容量・機能の違いを表にまとめ、どれを選べばよいか、買う前に知っておきたい点を解説します。

新しいKindleシリーズとは?2026年モデルの概要
Amazonは2026年10月1日、日本で「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Colorsoft」の3シリーズを一新すると発表しました。同じ日に、6インチの白黒画面を持つ無印のKindle(16GB/32GB)と子ども向けのAmazon キッズKindleを発売し、上位のPaperwhiteとColorsoftは予約受付を始めています。その上位モデルの出荷が、いよいよ来週に迫りました。
Amazonは今回の新シリーズについて、通知に邪魔されずに読書に集中できるデバイスとして、より上質な読書体験を目指したと説明しています。スマートフォンやタブレットと違い、ゲームや動画、SNSの通知が入らないのがKindleの特徴で、そこを磨き込んだシリーズといえます。
① 全モデルで画面とふちの段差をなくした「フラットな前面」を採用し、前のモデルより薄型化
② 無印Kindleは本を開く速度が前のモデルより約30%速くなり、初の32GBモデル(背面アルミニウム)も登場
③ PaperwhiteとColorsoftにアルミニウム背面の「シグニチャーエディション」(32GB)を用意。2026年11月11日出荷予定
新Kindle全8モデルの価格と発売日
日本で販売される新モデルの価格(税込、発表時点のAmazon.co.jpの販売価格)と発売日・出荷予定日は次のとおりです。
| モデル | 容量 | 価格(税込) | 発売・出荷 | 色 |
|---|---|---|---|---|
| Kindle | 16GB | 2万9980円 | 10月1日発売 | ウベパープル、グラファイト |
| Kindle(アルミニウム) | 32GB | 3万3980円 | 10月1日発売 | アルペンスカイブルー、シーグラスグリーン |
| Kindle Paperwhite | 16GB | 3万9980円 | 11月11日出荷予定 | グラファイト |
| Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | 32GB | 4万4980円 | 11月11日出荷予定 | グラファイト、シーグラスグリーン |
| Kindle Colorsoft | 16GB | 5万1980円 | 11月11日出荷予定 | グラファイト |
| Kindle Colorsoft シグニチャーエディション | 32GB | 5万6980円 | 11月11日出荷予定 | グラファイト、フィグ |
| Amazon キッズKindle | 16GB | 3万1980円 | 10月1日発売 | 専用カバー:パイレーツアドベンチャー |
| Amazon キッズ Kindle Colorsoft | 16GB | 5万3980円 | 11月11日出荷予定 | 専用カバー:フォレストグリーン |
出荷予定日は変更になる場合がある、とAmazonは注記しています。価格は発表日時点のものなので、注文前にAmazon.co.jpの商品ページで最新の価格を確かめてください。
主な機能の違いをモデル別に比較
価格の差がどこから来るのかを、公式に発表された機能で比べると次のようになります。画面の解像度や重さ・厚さの具体的な数値は、日本の発表資料には載っていないため表には入れていません。
| 項目 | Kindle | Paperwhite | Colorsoft |
|---|---|---|---|
| 画面 | 6インチ・白黒 | 白黒(サイズは日本で未発表) | 7インチ・カラー |
| バッテリー(最大) | 6週間 | 12週間 | 8週間 |
| 防水 | 記載なし | IPX8等級 | 記載なし |
| フロントライト | 明るさ調整 | 明るさ調整、暖色ライト | 明るさ調整 |
| 上位版 | 32GB(アルミニウム背面) | シグニチャーエディション | シグニチャーエディション |
バッテリーの持ちは使い方によって変わります。Paperwhiteの「暖色ライト」は米Amazonの発表に記載されている機能です。
Kindle Paperwhite:防水と最長12週間のバッテリー
Paperwhiteは、IPX8等級の防水と、1回の充電で最大12週間使えるバッテリーが特徴です。お風呂やプールサイドで読みたい人、充電の手間を減らしたい人に向いています。米Amazonは、Paperwhiteとして過去最大の画面で、シリーズの中でもっともコントラストが高いと説明していますが、日本の発表資料では画面サイズの数値は明らかにされていません。
上位のシグニチャーエディションは、容量が32GBに増え、背面がアルミニウムになります。米Amazonの発表では、周囲の明るさに合わせてライトを自動で調整する機能、画面をダブルタップしてページをめくる操作、端子でつなぐドック充電に対応するとしています。
Kindle Colorsoft:7インチのカラー画面でマンガや表紙もカラーに

Colorsoftは7インチのカラー電子ペーパーを搭載したモデルです。書籍の表紙や挿絵、カラーページのあるマンガを色付きで読めるほか、本文に引くハイライトを5色から選べます。米Amazonは、新しい導光板で色を明るく鮮やかにしたと説明しています。
注意したいのは、カラーで表示されるのはカラーに対応した本だけという点です。もともと白黒のマンガや小説がカラーになるわけではなく、白黒の本を読むことが多い人にとっては、価格差ほどのメリットを感じにくいかもしれません。シグニチャーエディションの追加機能は、Paperwhiteのシグニチャーエディションと同じです。
無印Kindle:本を開く速度が約30%アップ、初の32GBモデルも
すでに発売されている無印のKindleは、シリーズでいちばん軽いモデルです。Amazonは、前のモデル(2024年発売のKindle 16GB)と比べて、本を開く速度が約30%速くなったとしています。新たに加わった32GBモデルは、Kindleとして初めての32GBで、背面にアルミニウムを使ったマットな仕上げです。防水は記載がないため、水回りで使う人はPaperwhite以上を選ぶほうが安心です。
子ども向けモデルとアクセサリー

子ども向けには、6インチ白黒のAmazon キッズKindle(16GB)と、7インチカラーのAmazon キッズ Kindle Colorsoft(16GB)の2つが用意されています。どちらも専用の保護カバーと、子ども向けの定額サービス「Amazon Kids+」1年分が付きます。Amazon Kids+では、児童書や学習マンガなど2000冊以上が読み放題になります(発表時点)。1年たつと有料の期間に自動で更新されるので、続けない場合は更新前に解約を忘れないようにしましょう。
ゲームや動画、アプリ、SNSなどの通知は表示されず、保護者は「ペアレントダッシュボード」で子どもの読書時間や進み具合を確認できます。

別売りのアクセサリーも2つ登場します。どちらも11月中旬の出荷予定です。
| アクセサリー | 価格(税込) | 対応機種 |
|---|---|---|
| Kindle Click(Bluetoothのページめくり用リモコン) | 5180円 | 2024年以降に発売されたKindle |
| ページめくりボタン付き マグネット装着式 植物性レザーカバー | 1万1980円 | 2026年発売のPaperwhite/Colorsoftのシグニチャーエディション専用 |
Kindle Clickは手元のボタンでページをめくれるリモコンで、寝転んで読むときや、手袋をしている冬場に便利です。2024年以降のKindleでも使えるため、本体を買い替えなくても読み心地を変えられます。なお、米国で発表されたシグニチャーエディション用の充電ドックは、日本での発売が未発表です。
どのKindleを選ぶ?目的別のおすすめ
- まずは手頃に電子書籍を始めたい人:Kindle(16GB)。軽くて持ち歩きやすく、小説やビジネス書を読むなら十分です。
- マンガをたくさん保存したい人:32GBのモデル。マンガは1冊あたりの容量が大きいので、Kindle(32GB)や各シグニチャーエディションを選ぶと入れ替えの手間が減ります。
- お風呂や寝る前に読む人:Kindle Paperwhite。防水に対応し、バッテリーも最長12週間持ちます。
- カラーのマンガや雑誌、図鑑を読みたい人:Kindle Colorsoft。カラー対応の本だけが色付きになる点は理解しておきましょう。
- 子どもに読書の習慣をつけたい家庭:Amazon キッズKindle。Amazon Kids+の1年分とカバーが付くので、別に買い足すものが少なくて済みます。
価格差で見ると、Kindle(16GB)からPaperwhite(16GB)までは1万円、PaperwhiteからColorsoft(16GB)まではさらに1万2000円の差があります。防水とバッテリーの長さに1万円、カラー表示にさらに1万2000円を出す価値があるかどうか、で考えると選びやすくなります。
購入前の注意点
- 出荷日は変わることがある:PaperwhiteとColorsoftは11月11日出荷予定ですが、Amazonは日程が変わる場合があるとしています。
- カラー表示は対応コンテンツのみ:白黒の本をカラーにする機能はありません。
- 専用カバーはシグニチャーエディション専用:ページめくりボタン付きカバーは、通常のPaperwhite・Colorsoftには付けられません。
- 古いアクセサリーとの相性:本体の形が変わったため、前のモデル用のカバーがそのまま使えるかは公式に案内されていません。カバーは新モデル対応と明記されたものを選びましょう。
- Amazon Kids+の自動更新:キッズモデルに付く1年分が終わると有料になります。
よくある質問
Q. 新しいKindle PaperwhiteとColorsoftはいつ届きますか?
A. 出荷開始は2026年11月11日の予定です。予約はAmazon.co.jpで10月1日から受け付けています。
Q. 無印のKindleは今すぐ買えますか?
A. はい。Kindle(16GB・32GB)とAmazon キッズKindleは10月1日に発売済みです。
Q. Kindle Colorsoftで白黒のマンガもカラーになりますか?
A. なりません。カラー表示はカラーに対応した本だけで、白黒の本をカラーに変える機能はないとAmazonは案内しています。
Q. Kindle Clickは古いKindleでも使えますか?
A. 2024年以降に発売されたKindleに対応しています。それより前のモデルは対象外です。
Q. Paperwhiteの画面は何インチですか?
A. 日本の発表資料では画面サイズの数値は明らかにされていません(未発表)。米Amazonは「Paperwhiteとして過去最大」と説明しています。
まとめ
新しいKindleシリーズは、2026年11月11日にPaperwhiteとColorsoftの出荷が始まり、全8モデルがそろいます。価格は無印Kindleの2万9980円から、Colorsoft シグニチャーエディションの5万6980円まで。全モデルでフラットな前面と薄型化を実現し、上位にはアルミニウム背面と32GBのシグニチャーエディションが加わりました。
小説中心なら無印Kindle、お風呂で読むならPaperwhite、カラーのマンガや雑誌ならColorsoft、と読み方に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。予約前に、Amazon.co.jpの商品ページで最新の価格と出荷予定日を確認しておきましょう。



