サムスン電子ジャパンは2026年11月2日、折りたたみスマホ「Galaxy Zシリーズ」の保護フィルムを無料で貼り替える特典を終了すると発表しました。2026年12月1日(火)からは、保護フィルムの不具合による貼り替えを「修理サービス」として受け付けます。料金はSamsungの保証基準に沿って案内されるとしており、具体的な金額は発表されていません。
Galaxy Z Fold・Z Flipの内側の画面には、出荷時から専用の保護フィルムが貼られています。使っているうちに端が浮いたり、折り目のあたりに気泡が入ったりして気になっていた人は、無料で貼り替えられるのは11月30日までと考えておきましょう。この記事では、今回の変更点、対象機種と窓口、12月以降の扱い、そして11月中にやっておきたいことを順番に整理します。

Galaxy Zシリーズの保護フィルム無料貼り替えとは?
これまでサムスンは、直営の体験・修理拠点である「Galaxy Harajuku」(東京・原宿)、「Galaxy Studio Osaka」(大阪・なんば)、そしてドコモショップの一部店舗にある「Galaxyリペアコーナー」で、Galaxy Zシリーズの保護フィルムを無料で貼り替えてきました。条件は、店頭で「スマホ診断」または「店頭修理」を利用することです。
折りたたみスマホの内側の画面は、一般的なスマホのガラスとは違い、曲げられる素材でできています。そのため、メーカーが専用のフィルムをあらかじめ貼った状態で出荷しており、市販のガラスフィルムのように自分で気軽に貼り替えるものではありません。フィルムが傷んだときに店頭で無料で貼り直してもらえることは、Galaxy Zシリーズを長く使う人にとって大きな安心材料でした。
何が変わる?変更点のまとめ
① 保護フィルムの無料貼り替え特典は2026年11月末で終了
② 2026年12月1日から、フィルムの不具合による貼り替えは修理サービスとして受付
③ 修理料金はSamsungの保証基準に準じて案内(具体的な金額は未発表。料金・条件は予告なく変わる場合あり)
サムスンは終了の理由について、主要な原材料の価格、人件費、物流コストが上がり、業務の効率化に取り組んだものの、これまでの条件のまま続けるのが難しくなったためと説明しています。
| 項目 | 2026年11月30日まで | 2026年12月1日から |
|---|---|---|
| 扱い | 無料貼り替え特典 | 修理サービスとして受付 |
| 条件 | スマホ診断または店頭修理の利用 | 修理の受付(Samsungの保証基準による) |
| 料金 | 無料 | 保証基準に準じて案内(金額は未発表) |
| 対象 | 国内で販売された、保守期間内のGalaxy Zシリーズ | |
対象機種と、受け付けてもらえる窓口
サムスンの店頭修理ページでは、販売時にフィルムが貼られている一部の機種が無料貼り替えの対象として案内されています。2026年11月時点で掲載されているのは次の11機種です。

| シリーズ | 対象機種 |
|---|---|
| Galaxy Z Fold | Z Fold4、Z Fold5、Z Fold6、Z Fold7、Z Fold8、Z Fold8 Ultra |
| Galaxy Z Flip | Z Flip4、Z Flip5、Z Flip6、Z Flip7、Z Flip8 |
ただし、どの窓口でも全機種を受け付けているわけではありません。同じ機種でも、ドコモ・au(KDDI)・ソフトバンク・楽天モバイル・メーカー版(SIMフリー)のどこで買ったかによって、受付できる店舗が変わります。おおまかな傾向は次のとおりです。
| 窓口 | 受け付ける購入元の傾向 |
|---|---|
| Galaxy Harajuku | ドコモ版・au版は全11機種。ソフトバンク版はFold7/Flip7以降、楽天モバイル版はFold8/Flip8世代、メーカー版はFold5/Flip5以降 |
| Galaxy Studio Osaka | au版は全11機種。ソフトバンク版はFold7/Flip7以降、楽天モバイル版はFold8/Flip8世代、メーカー版はFold5/Flip5以降。ドコモ版は対象外 |
| ドコモショップ「Galaxyリペアコーナー」 | ドコモ版は全11機種。メーカー版はFold5/Flip5以降(マルチメーカー対応店舗ではドコモ端末のみ) |
たとえば、ドコモで買ったGalaxy Z Flip6を大阪で貼り替えたい場合、Galaxy Studio Osakaは対象外で、京橋店のGalaxyリペアコーナーを選ぶことになります。来店する前に、公式の店頭修理ページの表で自分の機種と購入元の組み合わせを必ず確認しておきましょう。
店舗と受付時間

| 店舗 | 場所 | 営業時間 | 予約 |
|---|---|---|---|
| Galaxy Harajuku | 東京都渋谷区神宮前 | 11:00〜19:00(最終受付17:00) | フィルム貼り替えは予約不要 |
| Galaxy Studio Osaka | 大阪市中央区難波(なんばマルイ1F) | 11:00〜20:00(最終受付17:00) | フィルム貼り替えは予約不要 |
| ドコモショップ Galaxyリペアコーナー | 船橋店、上野広小路店、池袋サンシャイン通り店、横浜そごう店、金山店、京橋店、天神中央店 | 店舗ごとに異なる | 来店予約が必要(1件の予約で1台) |
受付は1人1台までです。混雑しているときは受付を断られたり、待ち時間が長くなったりすることがあると案内されています。11月の終わりが近づくほど駆け込みで混み合う可能性があるため、気になっている人は早めに動くのがおすすめです。
12月以降はどうなる?修理サービスでの扱い
12月1日からは、フィルムがはがれた・浮いたといった不具合による貼り替えは「修理」として受け付けます。サムスンの案内では、料金は「当社保証基準に準じ」て案内するとしており、保証期間内なのか、故障の原因が何なのかによって扱いが変わると考えられます。ただし、フィルム貼り替えの具体的な修理料金は、11月4日時点で公式には発表されていません。
問い合わせ先は、購入した窓口によって分かれます。
- メーカー版(Samsung公式ストアや家電量販店などで購入):Samsungカスタマーサポートセンター、またはAIチャット
- 通信事業者で購入・契約した製品:NTTドコモ、KDDI、UQ mobile、J:COM、ソフトバンク、ahamo、povoなど各事業者の窓口
- 店頭修理:Galaxy Harajuku、Galaxy Studio Osaka、ドコモショップ「Galaxyリペアコーナー」
キャリアの端末補償サービスに加入している人は、修理料金の負担が変わる場合があります。12月以降に貼り替えが必要になったら、まず契約しているキャリアの補償内容を確認するとよいでしょう。
11月中にやっておきたいこと

1. 内側の画面のフィルムを点検する
明るい場所で端末を開き、画面の四隅、折り目の上下の端、カメラの穴のまわりを見てみましょう。フィルムの端が白っぽく浮いている、気泡が入っている、表面に深い傷があるといった状態なら、無料のうちに貼り替えを検討する価値があります。
2. 自分の機種と購入元を確認する
同じ機種でも、購入元によって受け付けてもらえる店舗が違います。端末の箱や契約書類、キャリアの会員ページで、どこで買った端末なのかを確認しておきましょう。中古で手に入れた端末は、受け付けてもらえるかどうかを事前に店舗へ問い合わせておくと確実です。
3. 行く店舗と日時を決める
Galaxy HarajukuとGalaxy Studio Osakaはフィルム貼り替えに予約は不要ですが、最終受付は17時です。ドコモショップのGalaxyリペアコーナーは来店予約が必要なので、ドコモの公式サイトから予約を取ってから向かいましょう。店頭修理を利用する場合は本人確認書類が必要で、購入証明書類を求められることもあります。
4. データのバックアップをとっておく
スマホ診断の結果、修理が必要と判断されることもあります。その場合、症状が悪化するおそれがあるとしてフィルムの貼り付けを断られることがあります。修理に進む可能性も考え、事前にSamsungアカウントやGoogleアカウントへのバックアップをとっておくと安心です。
メインディスプレイのフィルムは自分ではがさない

有料になるなら自分で市販品に貼り替えよう、と考える人もいるかもしれません。しかし、サムスンは海外向けのサポートページで、折りたたみ端末のメインディスプレイ(内側の画面)に貼られたフィルムは専用の純正品であり、自分ではがしたり純正以外のフィルムを貼ったりすると、タッチの異常や画面の損傷につながるおそれがあると注意を呼びかけています。交換が必要なときはサービスセンターに相談するよう案内しています。
また、タッチの感度はフィルムを貼った状態に合わせて調整されているため、フィルムをはがすと正しく反応しなくなることがあるとしています。はがしてしまった場合は「設定」→「ディスプレイ」の「タッチ感度」をオフにする手順が紹介されています。内側の画面はフィルムも含めて1つの部品のように考え、自分で手を加えないのが基本です。
なお、外側のカバー画面は内側と構造が異なりますが、貼り替えの可否や推奨品については購入した窓口やサムスンのサポートに確認するのが確実です。
よくある質問
Q. 11月30日に来店すれば無料で貼り替えてもらえますか?
A. 無料特典は11月末で終了し、12月1日から修理サービスに変わります。ただし最終受付は17時で、混雑時は受付を断られることもあるため、余裕をもって早めに来店するのがおすすめです。
Q. 12月からの貼り替え料金はいくらですか?
A. サムスンは「保証基準に準じて案内する」としており、具体的な金額は11月4日時点で発表されていません。料金・条件は予告なく変わる場合があるとしています。
Q. Galaxy Z Fold3やZ Flip3は対象ですか?
A. サムスンの店頭修理ページに掲載されている対象機種は、Z Fold4〜Z Fold8 Ultra、Z Flip4〜Z Flip8です。それより前の機種は掲載されていません。
Q. 海外で買ったGalaxy Zシリーズは対象ですか?
A. 今回の案内の対象は「国内で販売された、保守期間内のGalaxy Zシリーズ」です。海外版は対象に含まれていません。
まとめ
Galaxy Zシリーズの保護フィルムの無料貼り替えは2026年11月末で終わり、12月1日からは修理サービスとしての受付に切り替わります。料金はSamsungの保証基準に沿って案内されるとしていますが、金額はまだ発表されていません。
内側の画面のフィルムに浮きや気泡がある人は、機種と購入元に合った窓口を確認し、11月中に貼り替えを済ませておくのが得策です。ドコモショップのGalaxyリペアコーナーは来店予約が必要で、どの店舗も最終受付は17時です。12月以降も、内側の画面のフィルムは自分ではがさず、サムスンやキャリアの窓口に相談しましょう。



