KDDIのオンライン専用ブランド「povo2.0」の契約者が無料で使える「povo AI」に、2026年10月22日から「ChatGPT 5.5」「ChatGPT 5.5 Pro」「ChatGPT 5.5 Thinking」の3モデルが加わりました。追加料金なしで使い放題です。あわせて画像生成AI「Nano Banana 2」も使えるようになりましたが、画像生成は1日3回までです。
一方で、「Perplexity Sonar」は2026年11月23日、「GPT-5」は12月11日に提供を終える予定です。この記事では、povo AIで何が変わったのか、使い方、終了するモデル、無料で使うときに気をつけたいデータ容量の扱いまで、povo公式の発表をもとに整理します。

povo AIとは?povo2.0アプリの中で使える無料の生成AI
povo AIは、povo2.0のスマホアプリの中で、ChatGPTやPerplexityなどの生成AIを使えるサービスです。2025年7月23日に始まり、povo2.0を契約している人なら利用料はかかりません。質問への回答や文章の要約、Web検索、アップロードしたファイルの分析、画像の生成・編集に対応しています。
povo2.0は、基本料0円から始めて、データ容量や通話かけ放題などの「トッピング」を必要な分だけアプリで買うスタイルの料金プランです。回線はau回線を使います。povo AIは、このpovo2.0アプリの下部にあるアイコンから開く形になっていて、別のアプリを入れる必要はありません。
開始当初は「GPT-4o」「o3-mini」「GPT-3.5」「Perplexity Sonar Pro」の4つでしたが、その後GPT-5などが加わり、今回の更新で一気に新しい世代のモデルへ入れ替わりました。
今回の変更点まとめ
① テキスト系のAIに「ChatGPT 5.5」「ChatGPT 5.5 Pro」「ChatGPT 5.5 Thinking」の3モデルを追加。追加料金なしで使い放題
② 画像生成AI「Nano Banana 2」に対応。ただし画像生成は1日3回まで
③ 「o3-mini」「GPT-3.5」は10月22日に終了。「Perplexity Sonar」は11月23日、「GPT-5」は12月11日に終了予定
使えるモデルと終了予定の一覧
発表時点(2026年10月22日)の情報をもとに、povo AIで使えるモデルと終了予定を表にまとめました。
| モデル | 種類 | 状況 |
|---|---|---|
| ChatGPT 5.5 | 文章・会話 | 2026年10月22日に追加、使い放題 |
| ChatGPT 5.5 Pro | 文章・会話 | 2026年10月22日に追加、使い放題 |
| ChatGPT 5.5 Thinking | 文章・会話 | 2026年10月22日に追加、使い放題 |
| Nano Banana 2 | 画像生成 | 2026年10月22日に追加、1日3回まで |
| GPT-4o | 文章・会話 | 提供中(終了予定は発表なし) |
| GPT-5 | 文章・会話 | 2026年12月11日に提供終了予定 |
| Perplexity Sonar | Web検索に強いAI | 2026年11月23日に提供終了予定 |
| o3-mini/GPT-3.5 | 文章・会話 | 2026年10月22日に提供終了 |
o3-miniとGPT-3.5の終了は、OpenAIがAPIの提供を終えたことによるものです。Perplexity Sonarの終了は、対象サービスの見直しが理由とされています。
新しく使えるようになった機能の詳しい解説
ChatGPT 5.5の3モデルはどう使い分ける?
今回加わった3モデルは、名前から用途の違いがわかるようになっています。ふだんの調べものや文章の下書きには標準の「ChatGPT 5.5」、筋道を立てて考える必要がある質問には「ChatGPT 5.5 Thinking」、より手間をかけた答えがほしいときには「ChatGPT 5.5 Pro」を選ぶ、というのが一般的な使い分けです。
ただし、povo AIの公式ページでは、各モデルの回答速度や得意分野の違いまでは説明されていません。まずは標準のChatGPT 5.5で試し、答えが物足りないときに別のモデルに切り替えて同じ質問をしてみると、自分に合うモデルが見つけやすくなります。どのモデルも使い放題なので、何度切り替えても料金はかかりません。

Nano Banana 2で画像を作る
Nano Banana 2は、文章で指示するだけで画像を作れる画像生成AIです。povo AIでも、アプリの中で「〇〇の雰囲気のイラストを作って」と頼むだけで画像を作れるようになりました。年賀状やSNSのアイコン、資料に入れるちょっとした挿絵などに使えます。
注意したいのは、画像生成は1日3回までという点です。文章のやりとりは使い放題ですが、画像は回数が限られます。いきなり作らせるのではなく、文章のモデルで「どんな画像にするか」を相談して指示文を固めてから画像生成に回すと、3回を無駄にせずに済みます。
Web検索・ファイル分析はこれまでどおり
povo AIでは、Web検索、文章の要約、アップロードしたファイルの分析にも対応しています。入力欄の「+」からファイルや画像を送り、内容を要約してもらうといった使い方ができます。Web検索に強いPerplexity Sonarは11月23日で終わる予定なので、検索中心の使い方をしていた人は、それまでにChatGPT 5.5などでの使い心地も試しておくと安心です。
povo AIの使い方
povo AIは、povo2.0アプリから次の手順で使います。
- povo2.0アプリを最新版に更新する(バージョン1.61.0以下の場合は更新が必要)
- アプリの画面下にある「povo AI」のアイコンをタップする
- 入力欄に質問を書く。ファイルや画像を使う場合は「+」から追加する
- 入力欄のモデル名をタップし、ChatGPT 5.5や画像生成などのモデルを選ぶ

アプリの画面には、人気の機能として「画像生成」「画像編集」「ファイル分析」のボタンが並んでいて、生成AIに慣れていない人でも始めやすくなっています。
無料で使うときの注意点

データ残量が0GBだと使えない
povo AIの利用料は無料ですが、通信にはpovo2.0のデータ容量を使います。さらに、データ残量が「0.00GB」のときはpovo AIを使えません。基本料0円のまま、トッピングを買わずに持っている回線では使えないということです。
データを増やす方法としては、データトッピングの購入のほか、キャンペーンコード・プロモコード・プリペイドコードの利用、「povo Data Oasis」の利用が案内されています。なお、1回の質問や画像生成でどれくらいのデータ量を使うかは公表されていません。Wi-Fiにつながっているときに使えばスマホのデータ容量の消費を抑えられますが、残量が0GBのままでは使えない点は変わりません。
180日間トッピングを買わないと止まることも
povo2.0は、180日間にわたって有料トッピングの購入などがないと、利用停止や契約解除になることがあります。povo AIを使う目的でサブ回線として契約している人は、データトッピングを定期的に買っておく必要があります。
本家ChatGPTとは別のサービス
povo AIでは、自分が持っているChatGPTなどのアカウントではログインできません。会話の履歴も本家のアプリとは別になります。また、公式のよくある質問では、各AIの有料版と同じ機能がすべて使えるわけではないと案内されています。本家の有料プランの代わりとして考えるのではなく、「スマホからすぐ使えるお試し版」に近いものと考えておくと、思っていたのと違ったということになりにくいでしょう。
個人情報は入れない・答えは確認する
公式ページでは、入力した情報はAIの学習用データには使われないとしています。それでも、アプリの入力欄には「個人情報や機密情報を入力しないでください」と表示されています。氏名や住所、勤務先の資料などはそのまま貼り付けないようにしましょう。また、生成AIの答えは常に正しいとは限らないため、大事な内容は公式な情報で確かめることが大切です。日本国外での利用は禁止されている点にも注意してください。
どんな人におすすめ?
- すでにpovo2.0を使っていて、生成AIを試してみたい人
- ChatGPTの有料プランまでは考えていないが、新しいモデルを使ってみたい人
- 画像生成をたまに使う程度(1日3回で足りる)の人
- サブ回線としてpovo2.0を持っていて、データトッピングを定期的に買っている人
反対に、画像を毎日たくさん作りたい人や、本家ChatGPTのすべての機能・履歴を使いたい人は、各サービスの公式プランを検討したほうがよいでしょう。
よくある質問
Q. povo AIを使うのにお金はかかりますか?
A. 利用料は無料です。ただし、通信にはpovo2.0のデータ容量を使い、データ残量が0.00GBのときは使えません。
Q. ChatGPT 5.5 Proも回数制限なく使えますか?
A. 公式発表では、ChatGPT 5.5・5.5 Pro・5.5 Thinkingの3モデルは追加料金なしで使い放題とされています。回数の上限があるのは画像生成(1日3回まで)です。
Q. GPT-5で作った会話はどうなりますか?
A. GPT-5は2026年12月11日に提供終了予定です。終了後の会話履歴の扱いは発表されていません。必要な回答は早めに控えておくと安心です。
Q. 自分のChatGPTアカウントでログインできますか?
A. できません。povo AIはpovo2.0アプリの中だけで使うサービスです。
まとめ
povo AIに、ChatGPT 5.5・5.5 Pro・5.5 Thinkingの3モデルと、画像生成のNano Banana 2が加わりました。文章のやりとりは使い放題、画像生成は1日3回までで、povo2.0の契約者なら利用料はかかりません。
その一方で、Perplexity Sonarは11月23日、GPT-5は12月11日に終了する予定です。データ残量が0GBだと使えないこと、本家ChatGPTのアカウントや全機能が使えるわけではないことも押さえておきましょう。まずはアプリを最新版に更新し、povo AIのアイコンから新しいモデルを試してみてください。



