エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、ノートPC「Modern」シリーズの新しい軽量モデル「Modern 14 LE J3M」と「Modern 16 LE J3M」を2026年11月12日(木)に発売します。14型は約1.28kgでインテル Core 7 プロセッサー 350を、16型は約1.51kgでCore 5 プロセッサー 315を搭載し、どちらも16GBメモリーと512GB SSD、120Hz表示のWUXGA液晶、有線LAN端子を備えます。価格はオープン価格で、販売先はアプライドです。

「LE」は、Modernシリーズの使いやすさはそのままに、持ち運びやすさを高めた新しい筐体のシリーズとして位置づけられています。この記事では、2機種の仕様の違い、毎日持ち歩くノートPCとして見たときの長所と弱点、どんな人がどちらを選ぶとよいかを、MSIの公式発表と製品ページの仕様表をもとに整理します。
MSI Modern 14 LE・16 LEとは?
Modernシリーズは、MSIのラインアップの中で、ビジネスや普段使い向けの手ごろなノートPCを担うシリーズです。ゲーミングPCのような派手さはなく、文書作成やWeb会議、調べものといった日常の作業を、軽い本体で快適にこなすことを狙っています。
今回の「Modern LE」はその新シリーズの第1弾です。MSIは、オフィスと自宅を行き来する人や、PCを持ち歩く機会の多い学生を主な対象に挙げています。16型については、「従来製品の14インチクラスと同等の軽さ」で大画面を持ち歩けることを特長としています。
① 14型は約1.28kg、16型は約1.51kg。どちらも厚さ18.9mmの新しい軽量筐体
② 2機種とも16GBメモリー・512GB SSD・WUXGA(1,920×1,200)120Hzのノングレア液晶
③ USB Type-C×2、USB Type-A×2、HDMI、有線LAN、microSDと端子が豊富
スペック表:14型と16型の違い
主な仕様をまとめました。数値はすべてMSIの公式仕様表によるものです。
| 項目 | Modern 14 LE J3M | Modern 16 LE J3M |
|---|---|---|
| 型番 | Modern-14-LE-J3M-5584JP | Modern-16-LE-J3M-5594JP |
| 発売日 | 2026年11月12日(木) | 2026年11月12日(木) |
| 価格 | オープン価格 | オープン価格 |
| CPU | Core 7 プロセッサー 350(6コア6スレッド、最大4.8GHz) | Core 5 プロセッサー 315(6コア6スレッド、最大4.4GHz) |
| 画面 | 14型 WUXGA(1,920×1,200)、ノングレア、120Hz | 16型 WUXGA(1,920×1,200)、ノングレア、120Hz |
| メモリー | 16GB LPDDR5(オンボード) | 16GB LPDDR5(オンボード) |
| ストレージ | 512GB(M.2 NVMe) | 512GB(M.2 NVMe) |
| キーボード | バックライト付き、テンキーなし | バックライト付き、テンキーあり |
| バッテリー駆動時間 | 動画再生時 最大10時間/アイドル時 最大15時間 | 動画再生時 最大10時間/アイドル時 最大14時間 |
| 大きさ | 幅314.8×奥行き219.7×厚さ18.9mm | 幅357×奥行き245.5×厚さ18.9mm |
| 重さ | 約1.28kg | 約1.51kg |
| OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
| オフィスソフト | なし | なし |
| 色 | プラチナグレイ | プラチナグレイ |
バッテリー駆動時間はどちらもJEITA 3.0の測定条件によるもので、バッテリーは50Whrです。共通の装備は、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、1Gbpsの有線LAN、プライバシーシャッター付きの92万画素Webカメラ、ステレオスピーカー、microSDカードリーダー(microSDXC対応)です。

特徴をくわしく解説
厚さ18.9mmの軽量筐体、16型でも約1.51kg

14型の約1.28kgは、毎日カバンに入れて持ち歩けるくらいの重さです。1kgを切るような超軽量モデルほどではありませんが、有線LANやUSB Type-Aといった端子をしっかり残したうえでこの重さに収めている点がポイントです。
大きさにも注意しておきましょう。14型は幅314.8×奥行き219.7mmで、A4用紙(297×210mm)より一回り大きく、16型は幅357×奥行き245.5mmで、B4用紙(364×257mm)に近い大きさです。A4ぴったりのカバンやPCケースには入らないことがあるので、購入前に手持ちのカバンの内寸を測っておくと安心です。
16型は、画面が大きくなる分だけ幅と奥行きが増えますが、重さは約1.51kgに抑えられています。MSIは「従来製品の14インチクラスと同等の軽さ」と説明しており、「大きな画面がほしいけれど、ときどきは持ち出したい」という人には候補に入りやすい重さです。
16:10・120Hzの画面で文書作業がしやすい
2機種とも、解像度は1,920×1,200ドットのWUXGAです。一般的なフルHD(1,920×1,080)より縦に120ドット広い16:10の比率で、Webページや表計算ソフトを表示したときに、スクロールの回数が少し減ります。リフレッシュレートは120Hzで、画面のスクロールやマウスの動きがなめらかに見えます。映り込みを抑えるノングレア(非光沢)液晶なので、照明の多いオフィスや教室でも見やすいタイプです。
同じ解像度で画面サイズだけが違うため、16型は文字や画面の部品が一回り大きく表示されます。細かい文字を読むのがつらい人には、16型のほうが目の負担を減らせます。
USB Type-Cで充電でき、外部モニターは最大2台
USB Type-Cの2ポートは、どちらも映像出力とUSB Power Delivery(USB PD)による給電に対応しています。MSIの仕様表では、動いているときやスリープ中は27W〜100W、休止状態や電源オフのときは15W〜100WのUSB PD充電器で充電できます。付属のACアダプターより出力の低い充電器を使うと性能が制限されることがあるので、出先でスマホ用の小さな充電器を使う場合は「充電はできるが速度や性能は落ちる」と考えておきましょう。
外部モニターは、HDMIとUSB Type-Cを使って最大2台までつなげます。本体の画面とあわせて3画面で作業できます。なお、USB Type-CはThunderboltには対応していないので、Thunderbolt専用のドックを使う予定の人は注意が必要です。
有線LANとUSB Type-Aを残した端子構成

薄型ノートPCでは省かれがちな有線LAN端子(1Gbps)とUSB Type-A端子2つを備えているのが、このシリーズの実用的なところです。Wi-Fiが不安定な会議室でケーブルをつないだり、手持ちのUSBメモリーやマウスの受信機を変換アダプターなしで挿したりできます。デジタルカメラやドライブレコーダーで使うmicroSDカードもそのまま読み込めます。
このほか、画面を180度まで開ける「Flip-n-Share」、大きめのタッチパッド、物理的にレンズを隠せるWebカメラのシャッターも備えています。Web会議が多い人には、カメラをさっと隠せるシャッターは安心材料になります。
CPUは14型がCore 7、16型がCore 5
14型のCore 7 プロセッサー 350は、高性能コア2つと省電力コア4つの6コア構成で、最大4.8GHzで動きます。MSIの製品ページでは、AI処理用のNPU(インテル AI Boost)を内蔵していると説明しています。16型のCore 5 プロセッサー 315も同じ6コア構成で、最大4.4GHzです。どちらもグラフィックスはCPU内蔵のインテル グラフィックスで、文書作成、Web会議、動画視聴、写真の簡単な編集といった用途を想定した構成です。本格的な3Dゲームや動画の書き出しを頻繁に行う用途には向きません。
どんな人におすすめ?
| こんな人に | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 毎日カバンに入れて通勤・通学する | Modern 14 LE | 約1.28kgと軽く、16型より一回り小さい |
| 少しでも処理性能を重視したい | Modern 14 LE | CPUがCore 7で、最大クロックも高い |
| 家計簿や表計算で数字をよく打つ | Modern 16 LE | テンキー付きキーボード |
| 大きな文字で見たい、目が疲れやすい | Modern 16 LE | 同じ解像度で画面が大きく、表示が一回り大きい |
| 家では据え置き、ときどき持ち出す | Modern 16 LE | 16型で約1.51kgと、大画面にしては軽い |
一方で、写真や動画の本格的な編集、最新の3Dゲームを楽しみたい人には、独立したGPUを積んだモデルのほうが向いています。また、AI機能をフルに使いたい人は、Copilot+ PCとして販売されているモデルとも比べてみてください。今回の2機種は、MSIの製品一覧でCopilot+ PCとしては案内されていません。
購入前に確認したい注意点
- メモリー・SSDは増設できない:メモリーはオンボードで空きスロットはなく、SSD専用の空きスロットもありません。16GB・512GBで足りるかを買う前に考えておきましょう。写真や動画を大量に保存する人は、外付けSSDやクラウドとの併用が前提になります。
- Officeは付いていない:オフィスソフトは付属しません。WordやExcelが必要な場合は別に用意します。
- OSはWindows 11 Home:会社のドメインに参加させるなど、Pro版の機能が必要な場合は別途アップグレードが必要です。
- 価格はオープン:メーカーの希望小売価格や想定売価は公表されていません(未発表)。販売店での価格を確認してください。
- 販売先はアプライド:MSIの発表では販売先がアプライドとなっています。どの店舗・通販で買えるかは販売店の案内を確認しましょう。
- 保証は1年:本体、ACアダプター、バッテリーとも、購入日から1年間の国内保証です。長く使うなら延長保証の有無も確認しておくと安心です。
よくある質問
Q. Modern 14 LEと16 LEは、いつ発売されますか?
A. どちらも2026年11月12日(木)から順次販売が始まります。
Q. 値段はいくらですか?
A. 価格はオープン価格で、メーカーの想定売価は発表されていません。販売店の表示価格を確認してください。
Q. スマホ用のUSB充電器で充電できますか?
A. USB PD対応の充電器なら、動作中は27W以上、電源オフ時は15W以上で充電できると案内されています。ただし、付属のACアダプターより出力が低いと性能が制限されることがあります。
Q. 後からメモリーを増やせますか?
A. できません。メモリーはオンボードで空きスロットがないため、購入時の16GBのまま使うことになります。
Q. 外部モニターは何台つなげますか?
A. HDMIとUSB Type-Cを使って最大2台です。本体の画面とあわせて3画面で使えます。
まとめ
MSIの「Modern 14 LE J3M」「Modern 16 LE J3M」は、2026年11月12日に発売される軽量ノートPCです。14型は約1.28kgでCore 7 プロセッサー 350を搭載し、毎日持ち歩く人向け。16型は約1.51kgでテンキー付き、大きな画面を手軽に持ち出したい人向けです。どちらも16GBメモリー、512GB SSD、120Hzのノングレア液晶、有線LANやUSB Type-Aを含む豊富な端子を備えています。
メモリーとSSDは後から増やせず、Officeも付かない点は購入前に確認しておきたいところです。価格はオープンなので、販売店の価格を見たうえで、重さを優先するなら14型、画面の見やすさとテンキーを優先するなら16型を選ぶとよいでしょう。



